台風19号の被害が、まだまだ納まる気配がありませんね。
10月14日に本州を離れてから3日経ちますが、日本各地にかなりの爪痕と2次被害などが相次いでいます。
農作物の被害も各地でかなり発生していて、農家の方々が頭を抱えている状況になっているとか。
そんな猛威を振るった台風19号で、一番大きな被害を受けた生産地や農作物の種類、この被害により今後の農作物の値段の影響など調べてみました。
台風19号(2019)の進路や被害状況をチェック!
#台風19号 今後の進路は?
大型の台風19号は、猛烈な台風から非常に強い台風に変わり、父島の西南西を1時間におよそ20キロの速さで北北西へ。最新の情報と予想進路です。https://t.co/Hm9VwwdNjK pic.twitter.com/940zf91QJU
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2019年10月10日
台風19号の影響で多数の方が亡くなり、行方不明や怪我をされた方も多く、特に河川の決壊による被害が甚大で、被害の全容がいまだ掌握されていない状況。
・ 堤防決壊は64河川111か所
・ 住宅の浸水被害 少なくとも3万3000棟以上
・ 土砂災害 19都県で170件
(10月17日現在・NHKニュース:引用)
台風19号の本州を襲った期間は、「10月7日の18時~10月10日の21時」までの75時間。
これは「昭和53年台風26号、平成30年台風22号の90時間」に次ぐ期間(時間)で、いかに大きな勢力だったかが伺えますね!
1番被害を受けた農作物や種類は何?どこの生産地が1番酷いかをチェック!
台風19号被害に伴う栃木県所在の陸上自衛隊の災害派遣活動状況③ pic.twitter.com/VFYKpcGQL4
— 自衛隊栃木地方協力本部 (@tochigi_pco) 2019年10月16日
台風19号の被害は、農産物についても深刻な状況ですね。
河川の氾濫や土砂災害などで「畑や田んぼ、農業用ハウス」に被害を受け、甚大な損失が見込まれているとのこと。
主な農業災害(農産物及び農業施設)の被害総額(都道府県別)
・ 福島県は農業被害30億円超
・ 栃木県は農業被害27億円弱
・ 茨城県は農作物害 8億円超
・ 静岡県は農業被害 7億円超
・ 宮城県は農業被害 5億円超
・ 岩手県は農業被害 4億円超
福島県に関しては、被害総額(農業災害以外も含む)が100億円を超える可能性もあるとか!
福島県では16日時点で、25市町村での農地や農業用施設の被害が30億円超になることが判明。
ただ、調査には農産物の被害額は入っておらず、「全体で100億円を超えるのではないか」との見方もある。
(福島県農林企画課)
現時点での被害状況を見てみると、一番被害が大きかったのは福島県の可能性が高いです。
「人命救助を優先した対応」を理由に、現時点での被害総額が集計できてない「未発表の県や地域」もあるので、まだまだ被害を蒙っているところはありそうですね。
ただ、人命優先は当たり前ですけど、農家の人から見た時に「人命と同じぐらいに大事な農作物の命」が台風で消し飛んだわけですから、「被害の総額とか被害に会った農作物」に対して世間の皆さんに「もっと知ってもらうべき」だとは思いますね!
台風19号による1番被害を受けた農作物や種類
長野 小布施 りんごの被害額8000万円超に (NHK)
台風19号の影響で、長野県小布施町では収穫を前にした農作物が被害を受け、りんごの被害額がおよそ8400万円に上ることがわかりました 長野県小布施町では千曲川の河川敷などでり…https://t.co/fD5DDGJLLX#ニュース#相互フォロー#拡散希望 pic.twitter.com/8AbtsA9BIV
— 全国のニュース(地震速報)+相互フォロー支援 (@cvb_224) 2019年10月15日
という事で・・大事な日本の農作物が今回の台風19号のせいでどれだけダメージを与えられたのか?
農作物に詳しそうなサイトをいくつかチェックして、農作物の被害状況など見て行きたいと思います!
被害にあった<農作物>の主だった種類
・ コメ
・ キャベツ
・ レタス
・ キュウリ
・ トマト
・ キノコ
・ エリンギ
・ ナス
・ ネギ
・ ニラ
・ アスパラガス
・ ブロッコリー
・ リンゴ
・ ナシ
・ カキ
・ イチゴ
この中でもイチゴの被害が大きく、特に被害があったのがこちら。
・ 栃木県 19億8200万円
・ 静岡県 3億7900万円
イチゴといえばこれから冬にかけて美味しく頂けて、楽しみな時期(クリスマスなど)でもあるので気になるところ!
この冬、イチゴが高騰するかもしれませんね!
台風で被害を受けた農作物でお値段の影響は深刻?考察してみた!
1年かけて育てた林檎達。収穫間近で台風19号被害で木に残らないほど落ちてしまいました。両親と私では手に終えず、半分以上は土に埋める事になりそうです。「食べても甘いから何とかしたい。」と仲間が特設サイトを作ってくれました。
皆様に林檎が届く事を願ってます。https://t.co/8JP5T7dANc pic.twitter.com/CdPCLfieNx— 滝沢スイカと高品質ブルーベリーの岩手観光「またくるファーム」 (@komo_ringo) 2019年10月17日
先ほど紹介した以外にも、被害にあった農作物はあると思いますが、今後高騰する可能性も含めて、値段の影響を考察してみました。
台風19号でキャベツやリンゴ、コメなどの農産物も東北や関東を中心に被害が広がっている。
農地の浸水や果樹の枝折れ、落下のほか、流通が滞るなどの影響が出ており、東京都中央卸売市場では品薄となった産地のキャベツやレタスなどが値上がりしている。
16日の東京都中央卸売市場大田市場では、群馬県産のキャベツが12日と比べ、最も販売量が多い価格帯で5割の値上がりとなった。茨城県産のレタスも3割上昇した。(東京新聞抜粋)
現在情報が一番出ているのは「キャベツやレタス」ですが、参考にキャベツの動きを見てみますと。
東京都中央卸売市場の価格
・ 群馬産キャベツ1箱(10キロ)は1,080円で、12日より25%割高
・ 大田市場に限っては、高値で1,300円と30%割高
集荷量だけでなく、各県からの流通の問題もあるので、一概には言えませんが、被害にあった野菜や果物は「1割~2割」ぐらいの値上がりが予想されますね。
被害にあわれた農家の方などが一番被害を受けているとは思いますが、その影響で農作物が値上がりするのも厳しいですよね!
台風は本当に勘弁してもらいたいです・・。
台風19号(2019)のまとめ
台風19号の影響で、東北や関東、中部地方など広い範囲で農林水産物や関連する施設に被害が出ましたが、農林水産省は被害額が現時点でおよそ250億円に上ると明らかにしました。
ただ、被害の全容が把握できていないため、被害額はさらに増える見込みだとしています。(NHKニュース抜粋)
三重県伊勢市、浸水被害が発生
#台風19号 pic.twitter.com/sveYuKucv2— ジャック・ザ・多摩セン! (@jack_tamacenter) 2019年10月12日
近年は地震も含め自然災害が増えている状況の中で、今回の台風19号にも、かなり厳しい現実を突き付けられた気がします。
特筆すべきは、15号の影響でまだ復旧作業がなされていない状況の中に、さらに追い打ちを掛けられたことで被害が倍増している地域も!
国や地域の対応や支援に期待したい部分はありますが、台風などは毎年必ずくるので、「事前に対応できるものは準備しておく!」と強く感じました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは!
スポンサーリンク
|
スポンサーリンク
|