1級建築施工管理技士 実地試験も独学で合格できる!実践勉強法

今回は、1級建築施工管理技士の実地試験も、独学で合格出来る実践勉強法を紹介します!

 

学科と違い、実地試験は独学では無理なのではないか?

 

と思われる方が多いですが、決してそんなことはなく、実地試験も予備校へ行かず独学で合格出来ます!

 

ポイントは、「試験内容を理解して取り組むか、そうでないか」です。

 

実地試験を独学で合格するための、実践した勉強法を紹介したいと思います!

 

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1級建築施工管理技士(実地試験):計画的な勉強法

 

まず、出題内容を確認します。

 

出題項目

問題1 施工経験記述

問題2 仮設・安全

問題3 躯体施工

問題4 仕上げ施工

問題5 施工管理

問題6 法規

 

一番厄介なのは、学科の時と違いすべて記述の解答となるので、どの設問も暗記を中心とした勉強をしなければならないということ!

 

学科試験の時はマークシート方式4肢択だったので、わからない問題があっても、25%の確率で当たる可能性がありましたが、実地試験はそうはいかないんですね・・。(苦笑)

 

合格基準点は学科同様「6割」なので、この点を見ると難易度はそう高くないかと。

 

補足(参考)

施工管理技士の試験は、基本6割(60%)で合格ですが、その年の問題難易度により6割取れなくても合格する時がある。

事情によりH30年度のみ、「本試験と臨時試験」の2回行われ、臨時試験の時は60%の合格でしたが、本試験の方は58%でも合格

 

ただ㊤の記述の通り、ほとんどの設問が覚えないと解答出来ないので、ここの点をしっかり把握し、いかに計画的に勉強して行けるかがポイント!

 

次項より、順番に各設問の取り組み方を説明して行きますね。

 

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1級建築施工管理技士(実地試験):施工経験記述

 

一番大事な設問で、理由は2つあります。

 

1つ目は、配点が全体の約3割超(32点位)あるので比重が大きい!

2つ目は、ある程度(約28点位)の解答をしないと不合格になる!

 

特に2つ目の理由が大事なので説明。

 

仮に「施工経験記述」が0点だったとして、それ以外の設問を全て正解だったとすると68点、「6割」の合格基準点を超えているので通常は合格ですが、不合格となる!

 

実地試験の試験要件(受験資格)の中に「1年以上の指導監督的実務経験が必要」とあるので、自身が現場で行った「取り組みや活動」などを、具体的に記述しなければなりません。

 

ここで自身の工事経験に照らした記述が出来ないと、他の設問が出来たとしても不合格となってしまうんですね。

 

この点1つ見ても、合格出来るかどうかは「施工経験記述で決まる!」と言っても過言ではありません!

 

ただ、いくら自分の施工経験を記述するといっても、「文章の構成の仕方や出題される課題に対応出来るか」など、不安がありますよね。

 

そんな方は、文章の構成の仕方などを含め、私が実際に経験した施工経験記述内容を、1級建築施工管理(実地試験)の施工経験記述の書き方を徹底解説! で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

 

2020年度の課題予想と取り組み方

 

毎年「品質管理」「施工の合理化」「建築副産物対策」の3つの課題がランダムに出題され、ほぼ順番通りになっていて、昨年までの出題傾向を見ると、2020年度は「建築副産物対策」が有力かと!

 

次に取り組み方は、自身の実務経験による内容を課題に沿って記述することになりますが、試験場にて作文をしていたら時間的に厳しいです!

 

実地試験時間は3時間ありますが、その場での作文では全設問の解答を含めて、間に合わない可能性がとても高いので、事前に作文をしておくのがポイント!

 

この時に3つの課題を、すべて「作文・暗記」して行けることに越したことはないですが、1つの課題に対し「複数の解答」を求められるので、3つの課題におけるすべての文章を暗記して行くのは至難の業です。

 

施工経験記述に関しては「合格の要」なので、しっかり対策を立てて臨みましょう!

 

施工経験記述の対策

 

㊤でも触れたように、優先度の高い課題から勉強を始めますが、必ず予想した課題が出るとは限らないので、そこに対しての対策は必要です。

 

過去の統計上「2年連続」して、同じ課題が出題されたことは無いので、そこはデータを信じて臨む方が賢明ですが、絶対「2年連続」が無いとは言い切れません!

 

しかし、いくつもの課題を覚えるのも難しいので、キーワードを活用して取り組みます。

 

ここで、3つの課題を「本命・対抗・大穴」に分けて説明してみたいかと。(競馬みたいですいません・・苦笑)

 

まず(本命)である「建築副産物対策」を覚えます(暗記)、次に(対抗)の「施工の合理化」ですが、作文した文章を覚えるのでは無く、おおよその構成をしておき「キーワードを複数決めておく」というやり方!

 

本命以外の課題が出た時の対応

覚えている「建築副産物対策」の文章を、「施工の合理化」の文章にその場で組み替え。

組み替え方は、事前に決めておいた「キーワードの語句」を入れ変えて使用し、その場で構成。

 

違う内容の文章を構成し直すのは、少し無理があるように思えますが、「同じ現場」で「同じ工種」の内容なので、キーワード(語句)を入れ替えて作成し直すのは、さほど難しくはありません。

 

不安なら暗記しないまでも、事前に練習はしておくと本番でスムーズに構成出来ます。

 

空欄は絶対につくらない

 

最後に一番大事なポイントですが、「施工経験記述」に関しては、一箇所も空欄(くうらん)があってはいけません!

 

どうしてもうまく構成(作文)出来ない時は、課題から少しずれてしまっても構わないので、必ず何かしらの記述しましょう。

 

何度も言うように「自身の施工管理経験記述」なので、答えられない箇所が一箇所でもあったら、その段階で不合格の可能性が高くなります。

 

空欄で不合格になるよりは、「課題に対する記述のズレによる減点」を選ぶことの方が大事なので、何かしら記述することが最大のポイント!

 

私が実際に経験した施工経験記述内容を、1級建築施工管理(実地試験)の施工経験記述の書き方を徹底解説! で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

 

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1級建築施工管理技士(実地試験):仮設・安全

 

次に設問の2番目「仮設・安全」、配点予想は12点です。

 

この設問は施工記述の次に「大事なポイント!」で、理由は、6つの設問の中で一番予想しやすいからです!

 

毎年「仮設計画」か「安全管理」のどちらかに対する「留意事項や対策」を記述する設問となっていて、「ほぼ交互に出題」されていましたが、昨年(2019年度)は2年連続で「仮設計画」が出題されることに・・。

 

毎回、3つの指定項目があり、その項目に対して記述して行きますが、例えとして項目を紹介。

 

2019年度の出題項目「仮設計画」

次の1から3の建築工事における仮設物について、設置計画の作成に当たり検討す べき事項を、それぞれ2つ留意点とともに具体的に記述しなさい。

1、荷受け構台

2、鋼板製仮囲い(ゲート及び通用口を除く)

3、工事用エレベーター

 

1つの項目に対し、2つの対策を記述するので、計6つの具体的な安全対策を記述することになります。

 

出題パターン

 

設問の中で唯一、毎年決まった傾向で出題されるので、対策を取りやすいです。

 

過去の出題パターンを見ると「2年連続で同じ項目が出題される」ことはなかったが、2018年度と2019年度で「仮設計画」が出題されたので、絶対ではなくなった。

 

しかし㊤でも触れた通り、3年連続で「仮設計画」とは考えにくいので、2020年度は「安全管理」の可能性がかなり高い!

 

かつ、過去10年の出題パターンから見ると、出題される項目はほとんど同じ内容です。

 

なので過去に出た項目の中で、上記3つ(2019年度)以外の内容項目を勉強しておけば、点数を取る可能性がかなり高くなります!

 

実地試験は、たとえ予想しづらい課題であったとしても、点数を稼ぐ為に覚えなければならない項目が多くあるので、出題内容が予測出来る問題はとても有り難いです。

 

そういう意味からしても、「施工経験記述と仮設・安全」で何点稼げるかが、「合否を分ける!」と言っても過言ではないかと!

 

配点は6つの記述に対し、それぞれ2点ずつで計12点と予想、この設問では10点以上は確保したいです!

 

 

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1級建築施工管理技士(実地試験):躯体施工

 

次に設問の3番目「躯体施工」、配点予想は16点です。

 

躯体施工」と、次の設問の「仕上げ施工」は、最も出題予想しにくい設問となっています。

 

出題範囲

仮設工事
土工事
地業工事
鉄筋工事
コンクリート工事
鉄骨工事

 

出題パターン

施工上の留意事項を記述する問題

施工に関する工事の文章内にある「間違い語句か数値」を選んで、「正しい語句か数値」に直す問題

 

出題パターンは、のどちらかが毎年交互に出題!

 

の留意事項は「4つの工事」が指定され、1つの工事に対して2つの留意事項を具体的に記述となっており、8つの解答となるので、予想配点は1箇所2点で16点

 

の「間違い語句・数値直し」の方は16問の解答なので、1箇所1点で16点の配点です。

 

上記の工事が更に分類に分かれて、それがランダムに出題されるので、かなり広範囲となっています。

 

攻略方法

 

さらに2年連続で同じ項目が出題されることもあるで、出題箇所の予想はかなり難しいです。

 

対策をするとしたら、過去問題集に「過去の出題一覧表」があります。

 

その中で、出題回数が多い分類(工事)を探し、その分類を優先して覚えて行く方法しか残念ながら対策はありません!

 

一番点数を取りづらい設問なので、なんとか半分の8点を目指しましょう!

 

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1級建築施工管理技士(実地試験):仕上げ施工

 

次に設問の4番目「仕上げ施工」、配点予想は16点です。

 

「躯体施工」の時にも触れましたが、「仕上げ施工」も同じく、出題予想がしにくい設問です。

 

出題範囲

防水工事
石工事
タイル工事
屋根・とい工事
金属工事
左官工事
建具・ガラス工事
塗装工事
内装工事

 

出題パターン

施工上の留意事項を記述する問題

施工に関する工事の文章内にある「間違い語句か数値」を選んで、「正しい語句か数値」に直す問題

 

出題パターンは、のどちらかが毎年交互に出題!

 

の留意事項は「4つの工事」が指定され、1つの工事に対して2つの留意事項を具体的に記述となっており、8つの解答となるので、予想配点は1箇所2点で16点

 

の「間違い語句・数値直し」の方は16問の解答なので、1箇所1点で16点の配点です。

 

上記の工事が更に分類に分かれて、それがランダムに出題されるので、かなり広範囲となっています。

 

設問3と設問4の、唯一確定しているパターンがこちら。

 

確定パターン

「躯体施工」が留意事項なら「仕上げ施工」は間違え探し

「躯体施工」が間違え探しなら「仕上げ施工」は留意事項

 

今回の2020年度は、前年の2019年度が「躯体施工」が留意事項で、「仕上げ施工」が間違い探しだったので、『「躯体施工」が間違い探し、「仕上げ施工」が留意事項』の可能性が高いかと。

 

的を絞った勉強

 

「躯体施工」同様かなり広範囲、かつ取り組める対策も「躯体施工」と一緒です!

 

ここでポイントなのが、「躯体施工」と「仕上げ施工」は出題範囲が広いので、比較的出題率の高い工事(分類)に的を絞って勉強するのが得策だと思います。

 

どこの箇所が出題されるのか予想しづらい設問に、時間を掛けて勉強するのは非効率になりかねないので、出題予想がしやすい設問で、点数を稼ぐ(時間を掛ける)方がかなり効率的です。

 

施工経験記述以外の設問は足切り点が無いので、極端なことを言えば、「躯体施工」と「仕上げ施工」が0点だったとしても、他を全部取れれば合格!

 

例:「躯体施工」16点、「仕上げ施工」16点 合計32点

 

2つの設問が0点だったとしても、他を全部取れば68点で6割を超えるので合格となる。

 

なので、この分野が得意な人以外は、決めた箇所(的を絞って)以外は勉強しないと割り切ることがポイントだと思います。

 

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1級建築施工管理技士(実地試験):施工管理

 

次に設問の5番目「施工管理」、配点予想は12点です。

 

この設問では、工程表を使用した課題となっていて、H28年度まで「バーチャート工程表」が課題とされてきましたが、H29年度以降は「ネットワーク工程表」が出題されているので、2020年度も「ネットワーク工程表」の可能性が高いかと。

 

出題パターンは「市街地での事務所ビル建設工事」(構造RC)における、作業内容やネットワーク工程表からの所要日数の読み取り、文章の穴埋め問題などが主に出題!

 

作業内容・日数の読み取り・穴埋め問題それぞれ6問出題、各2点で計12点の配点。

 

ネットワーク工程表の理解が出来れば、比較的取りやすい設問だと思うので「仮設・安全」の次に大事な設問となります。

 

1級建築施工管理技士(実地試験):法規

 

最後の設問は「法規」、配点予想は12点です。

 

「躯体施工」と「仕上げ施工」より、出題範囲は広くないものの、中々予想しづらい設問ですね。

 

出題範囲

建設業法
労働安全衛生法
建築基準法

 

出題形式は、それぞれの項目の法規文章(条文)が1題ずつ出ます。

 

1つの条文につき2箇所の穴埋めがあり、「当てはまる語句又は数値」を記入、割と範囲が広いので絞りづらいかと。

 

対策としては、各課題とも出題回数が多い条文があるので、そこを中心に勉強すると加点しやすいです。

 

出題回数が多い条文

建設業法なら、法第24と26条

建築基準法なら、令第136条 等

 

補足: 上記の見方は、法第24条なら建設業法第24条の意味で、24条の2とか3という具合に複数ある。

令第136条は、建築基準法施行令のことであり、建築基準法とは条文が違うので注意!

 

6問出題、各2点で、計12点の配点が予想です。

 

おすすめ過去問題集を紹介

 

ここで、おすすめのテキストと過去問題集を紹介!

おすすめのテキストは、GET研究所の「スーパーテキスト1級建築施工管理技術検定 実地試験」です。

 

 

実用性の高いテキストとなっていて、更に無料の動画解説がついているので、理解度を高めるのに最適!

 

過去問題集は、地域開発研究所の「1級建築施工管理技術検定 実地試験問題解説集」です。

 

 

過去10年の問題及び解説が収録されており、過去の出題に対する解答例も充実しているのでとてもおすすめかと。

 

1級建築施工管理技士(実地試験):合格への考察

 

ここまで6つの設問を見てきましたが、合格する為には6割(60点)必要です。

 

各設問の予想配点

施工記述:32点
仮設・安全:12点
躯体施工:16点
仕上げ施工:16点
施工管理:12点
法規:12点
合計100点

実地試験は主催元が配点を公表しないので、正確な確証はありません

 

合格を目指す設定配点

施工記述:28点

仮設・安全:10点

躯体施工:8点

仕上げ施工:8点

施工管理:8点

法規:8点

合計70点

※ 6割が合格基準ですが、6割を目指して60点とるのは難しいので、目標は70点で設定

 

この設定配点は勉強をして行く上で、目安になるので非常に重要です。

 

㊤を踏まえて再度考察すると、「施工経験記述」に関しては、必ず試験時間の配分を考えて取り組んでください!

 

理由は、設問の一番初めにくるので、どうしてもここで多くの方が時間を要してしまい、残りの設問にかける時間がなくなる可能性があります。

 

私が実際に経験した施工経験記述内容を、1級建築施工管理(実地試験)の施工経験記述の書き方を徹底解説! で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

 

気持ちに余裕を持てる対策

 

その上で改めて「施工経験記述」を考察すると、実地試験の要なので、ミスは許されません!

 

予想と違う課題が出たら、構成をし直さなければならないので更に時間を要します!

 

良く聞く話が、「施工経験記述」に時間を掛け過ぎて「時間が全く足りなかった!」です。

 

なので私が取った対策は「施工経験記述は最後に取り組む」、すると他の設問が先に終わっていて、残りの時間をすべて記述に掛けられるので、気持ちに余裕を持ってじっくり取り組むことが出来ます!

 

その他の設問の取り組み

仮設・安全」は、1番課題を予想しやすいので、出来れば満点の12点、悪くても10点は欲しい

躯体施工」と「仕上げ施工」は、出題範囲が広く、かつ予想しづらいので、それぞれ半分の8点ずつ取れれば良い

施工管理」は、ネットワーク工程表を理解出来れば全部取れる可能性が高いので、12点中 8点以上は欲しい!

法規」は、出題回数が多い条文に的を絞り、条文全部を暗記するのではなく、穴埋めになりやすい箇所(語句や数値)を中心に覚えて行くと加点しやすいので、頑張って 8点を目指す

 

諦めない姿勢の大切さ

 

最後のポイントは、「一箇所も空欄(くうらん)をつらない!」こと。

 

採点は減点方式となり、当然空欄だと0点です。

 

なので、どうしてもわからない問題があったとしても「何かしら書きましょう!」、もしかしたら、1点もらえるかもしれませんし、この積み重ねが合否を分けることになりかねません!

 

暗記しなければならない設問が多い分、計画的に勉強をして行かないと厳しいとは思いますが、㊤でも説明したように全体の6割を取れば合格となるので、十分に勝機はあります。

 

試験日までの日数を逆算して、計画性を持って取り組みましょう!

 

1級建築施工管理技士(実地試験):まとめ

 

以上が、独学で合格する為に必要な実践勉強法です。

 

学科の記事にも書きましたが、1級建築施工管理技士の有資格者は不足傾向なので、合格となれば、「会社内での待遇アップ」や「転職の際にかなり有利」になるなど、取得メリットは計り知れないものがあります!

 

是非、頑張って合格を勝ち取ってください!

 

長い文章となりましたが、この記事を参考にして一人でも多くの方が合格して頂ければ幸いです。

 

それでは!

 

 

 

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